サロニアの「スピーディーイオンドライヤー SL-013」は、ハンドルを折りたためるマイナスイオンドライヤーです。サロニアのドライヤーのなかではスタンダードラインに位置し、発売から型番を変えずに販売が続いています。
操作部の電源スイッチ1つでTURBO・SET・COOLを切り替え、付属品としてノズルが付きます。電源は日本国内専用で、吸込口は取り外せない構造です。
この記事では、あとから出たサロニアの上位機との差を風の温度を中心に比べ、使った人の口コミと他社の5千〜6千円台の2機も並べて、どれを選べばいいかを確かめます。
結論
- 髪が速く乾けば十分で、温度や風量を細かく変えなくていい人は、スピーディーイオンドライヤーが第一候補。スイッチを上げ下げするだけで、乾かす・整える・冷ますを切り替えられます。
- スピーディーイオンドライヤーには低温風のモードが無いので、熱い風が苦手な人は、サロニアのグロッシーケアドライヤーがおすすめです。ノズルを付けたときの温風温度が約25℃低く、低温風のCAREモードも使えます。
- 電源はAC100Vの日本国内専用です。海外で使う予定がある人には向きません。
スピーディーイオンドライヤーとサロニア上位機の違いは温風の温度とモード
サロニアのドライヤーは、スタンダードラインのスピーディーイオンと、グロッシーケアやスムースシャインなどの上位ラインに分かれます。上位ラインは、メーカーがプレミアムラインと呼んでいる製品群です。
下の表に並べたのは、折りたたみ式のグロッシーケアとスムースシャイン、I字型のスムースシャインスマートです。4機とも消費電力は1200Wです。
風量の数字は4機とも2.1〜2.4㎥/分の幅に収まります。違いがはっきり出るのは、温風の温度と、モード・ノズル・吸込口の作りです。
温度の差がいちばん大きく出るのは、ノズルを付けたときです。同じTURBO・ノズルありの条件で、グロッシーケアとの差は約25℃あります。
熱い風が苦手なら、強い低温風を出すCAREモードが加わるグロッシーケアです。スピーディーイオンの温風はTURBO(強い温風)とSET(やや強い温風)の2つで、低温風のモードがありません。
グロッシーケアの吸込口は、カバーを回して外し、ほこりを取り除ける作りです。
スムースシャインは、4つのモードそれぞれで風の強弱を選べ、ドライ用とセット用の2種類のノズルが付きます。乾かす風と整える風を細かく分けたいときに効いてくる違いです。
ブローまで1台で済ませたいなら、スムースシャインスマートがあります。I字型の本体に3WAYシルク髪ツールを付け替えて、乾かすところからスタイリングまで行う設計です。
熱めの風が気にならず、スイッチを動かすだけで乾かしたい人には、スピーディーイオンが向きます。上位機に替えても、この使い方では使わないモードやノズルが増えます。
スピーディーイオンドライヤーのTURBO・SET・COOLでできること
TURBO時の風量は2.3㎥/分です。メーカーは、自社の従来機SL-007と比べてドライ時間を30%短縮したと説明しています。
モードはTURBO(しっかり乾燥)、SET(整髪)、COOL(整髪後の仕上げ)の3つです。ボタンを組み合わせる操作はなく、スイッチの位置だけで決まります。
スピーディーイオンドライヤーでできること
- ノズルを外し、TURBOで根元から乾かす。速く乾かすときの使い方として、メーカーが案内しています。
- ノズルを付け、SETで根元のボリュームを調整する。根元を持ち上げて下から当てるとボリュームを出し、手ぐしで上から下へ当てると抑える使い方です。
- SETで整えたあと、COOLでセットを長持ちさせる。仕上げの手順として、メーカーが紹介しています。
- ハンドルを折りたたんでしまう。折りたたむと高さが約131mm(ノズル装着時)になります。
スピーディーイオンドライヤーではできないこと
- 海外で使う。電源はAC100Vの日本国内専用です。
- 低温風で乾かす。温風はTURBOとSETの2段階です。
- 吸込口を外して掃除する。吸込口は取り外せない構造です。
使い始めて気をつけたいのは、ノズルの有無で温風の温度が変わる点です。乾かす段階はノズルを外し、整える段階でノズルを付ける、という順番がメーカーの案内です。
吸込口のお手入れは、月1回以上と案内されています。毛足の長いブラシでほこりや髪を落とし、COOLで数分運転して内部に残ったほこりを飛ばします。
保管するときは、本体に電源コードを巻き付けないようメーカーが注意しています。コードがねじれたまま使い続けると、断線の原因になるためです。
メーカーは、ドライヤーの設計上の耐用期間は一般的に約3〜4年とされていると注意を呼びかけています。焦げくさいにおいや、本体・コードが異常に熱くなるといった兆候があれば、使用を中止するよう案内しています。
スピーディーイオンドライヤーの口コミから見えた使用感
前に使っていたドライヤーより早く乾いた、と風の強さが評価されています。本体が軽く、髪が長くても腕が疲れにくいという声も並びます。
スイッチ1つで操作に迷わない、見た目がシンプルで洗面所に置きやすいという声もあります。
不満に挙がるのは、作動音の大きさです。風を強くしたときの音が大きく、夜遅くに使うと気になるという声があります。冷風が弱く、仕上げに時間がかかるという不満もあります。
温風の熱さの感じ方は分かれています。熱すぎて髪から離して使うという人もいれば、熱すぎないと感じた人もいます。
熱いと感じたときは、乾かす段階でノズルを外して使います。メーカーの仕様では、ノズルを外したTURBOの温風温度は約80℃です。
他社の5千〜6千円台と比べたときの位置
同じ価格帯に、パナソニックのイオニティ EH-NE7Nと、ヴィダルサスーンのVSD-1242があります。3機とも消費電力は1200Wで、ハンドルを折りたためるマイナスイオンドライヤーです。
クールボタンや着脱式のフィルターは付きません。EH-NE7Nの低温ケアモードのように、温度を下げて乾かすモードもありません。
熱を抑えて乾かすならパナソニック EH-NE7N
約65℃の低温ケアモードを備えるのがパナソニック EH-NE7Nです。風量はTURBO時1.6㎥/分で、同じくTURBO時の値を示すスピーディーイオンより小さい数字です。
温度と風量を自分で細かく変えるならヴィダルサスーン VSD-1242
温度3段階と風量2段階を組み合わせられ、押している間だけ冷風が出るクールボタンも付くのがヴィダルサスーン VSD-1242です。参考価格は3機でいちばん低い機種です。
風量の数字で乾かす速さを取るならサロニア スピーディーイオン
風量はTURBO時2.3㎥/分で、同じ条件で数値を示すEH-NE7Nより大きい数字です。VSD-1242は風量の数値を公式ページで示していません。
スピーディーイオンを選ぶ理由は、切替の少なさを受け入れてでも、風量の数字とスイッチ1つの操作を取りたいかどうかにあります。温度を下げるモードやクールボタンが欲しいなら、他の2機の方が満足度は高くなります。
こんな人はスピーディーイオンドライヤーで満足できる
- 髪が長く、お風呂上がりに乾かし終わるまでの時間を短くしたい人。ノズルを外したTURBOで、根元から強い風を当てられます。
- 熱めの温風が気にならない人。低温風のモードが無くても困らず、上位機のモードを持て余すこともありません。
- モードを選ぶのが面倒で、スイッチを上げ下げするだけで済ませたい人。乾かす・整える・冷ますがスイッチの位置で決まります。
- 洗面台の収納が狭く、ドライヤーを小さくしまいたい人。ハンドルを折りたたんで収納できます。
こんな人はやめておく
- 熱い風が苦手な人 → サロニアのグロッシーケアドライヤー(強い低温風のCAREモード付き)
- モードとノズルを使い分けて、乾かす風と整える風を分けたい人 → サロニアのスムースシャインドライヤー(4モード×風の強弱・ノズル2種)
- サロニア以外で、温度を下げて乾かすモードが欲しい人 → パナソニック EH-NE7N(低温ケアモード)
- 冷風をボタンで一瞬だけ出したい人、フィルターを外して掃除したい人 → ヴィダルサスーン VSD-1242
- 海外旅行や出張でも使いたい人 → テスコム TD565Aなどの海外対応ドライヤー。選び方は海外対応ドライヤーの記事にまとめています
- 夜遅くに乾かすことが多く、作動音が気になる人 → 口コミで不満に挙がっているのが音の大きさです。店頭で音を確かめてから選ぶ方が確実です
スペック(公式値)
まとめ
スピーディーイオンドライヤーは、髪を乾かす時間を短くしたい人が、スイッチ操作だけで毎晩使うためのドライヤーです。乾かすときはノズルを外してTURBO、整えるときはノズルを付けてSETと、使い方の順番もはっきりしています。
サロニアの上位機と風量の数字は近く、差は風の温度とモード・ノズルの数に出ます。低温風のモードが無いぶん、熱さの調整はノズルを外すか、髪から離して当てるかで行うことになります。
口コミで残った弱点は、作動音の大きさと冷風の弱さです。夜遅くに乾かす日が多い人ほど効いてくるので、置き場所と使う時間帯を思い浮かべてから決めると、買ったあとの不満が小さくなります。
販売価格(楽天)¥4734
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