KHD-B500の「ハイスピード」を数字で裏付けているのは、風速と、コイズミの従来機と比べた乾燥時間の2つです。本体はサロンセンスシリーズのイオンバランスドライヤーで、温風はHOT、SCALP、AUTO H/Cの3つのモードから選びます。
風の強弱は5段階で調節できますが、1分あたりに出る風の量を示す「㎥/分」の風量値は公表されていません。ハンドルは回して折りたため、冷風はメインスイッチで切り替えます。
結論
- 乾かす風と前髪を整える風の強さを細かく選び分けたい人や、使わないときは折りたたんでしまっておきたい人には、KHD-B500が向きます。
- 風量は強・中・弱の3段階で足り、折りたたまずに置いておけるなら、風速はB500より遅いものの、同じサロンセンスのKHD-B400も候補です。
- 他社のドライヤーと風量の数字を並べて比較したい人は、B500の公式情報だけでは比べられません。
ハイスピードの根拠は風速と、従来機と比べた乾燥時間
集風器を外した状態の風速は約50m/秒で、コイズミは時速に換算すると約180kmとしています。モーターは最大約10万回転/分のブラシレスDCモーターです。
乾燥時間は、同社の従来品KHD-9802と比べたコイズミの試験結果で示されています。プレスリリースでは「乾燥時間が約40%に」、公式オンラインショップでは「約60%短縮」と表記されていますが、どちらも従来機の乾燥時間を100とした場合に約40になったという同じ試験結果です。
試験は、毛束の水分率が15%を切るまでの時間を、ノズルなし、毛束から30cmの距離で測ったもので、第三者機関が調べています。比較相手のKHD-9802は、風量1.3㎥/分のマイナスイオンヘアドライヤーです。
風速は吹き出す風の勢い、風量は1分間に出る風の量で、別の数値です。同じシリーズのKHD-B400の風速は、同じ測定方法で約40m/秒なので、シリーズ内ではB500のほうが速い風を出せます。
速い風は乾かすときに使い、前髪とセットは弱い段で
風量は風量ボタンで1(弱)から5(強)まで切り替え、ボタンを押し続けても調節できます。
電源を切ったあとにメインスイッチを入れ直すと、切る前の風量で動きます。電源プラグをコンセントから抜くと、この記憶は消えます。
コイズミの使い方の案内では、洗髪後は集風器を外して風量5で乾かし、セットは集風器を付けて風量1で行います。セットしたあとに冷風を当てると、くせづけしやすくなります。
公式オンラインショップでは、前髪は弱めの風量にすると髪が散らばらず、セットしやすいとしています。
HOTとCOOLのスイッチと、3つの温風モード
メインスイッチはHOT・COOL・OFFの3つの位置で、冷風はスイッチをCOOLにして出します。
温風モードのHOT、SCALP(スカルプ)、AUTO H/C(温冷自動切替)は、メインスイッチがHOTのときだけ、モード切替ボタンで替わります。
HOTは髪をしっかり乾かしたいときの高温風、SCALPは髪や地肌をいたわりながら乾かしたいときの低温風です。SCALPの温度は、公式オンラインショップで周囲温度30℃のときに約60℃とされています。
AUTO H/Cは、高温風と冷風を約3秒ずつ自動で切り替えます。使用中に温風と冷風が入れ替わるときは、まずこのモードになっていないかを確かめるようコイズミは案内しています。
電源を入れるとイオンバランスモードで動き、イオンバランスボタンを押すと、イオンが出ない通常モードに替わります。
折りたたむと高さ約103mm、たたむときの注意
使用時の高さは約184mmで、折りたたむと約103mmに縮みます。幅約199mmと奥行約47mmは変わりません(どちらも集風器を除く)。
たたむときは、「Close」の矢印の方向に、回転部がカチッとなるまでハンドルを回します。反対方向に無理に回すと故障の原因になります。
伸ばすときもたたむときも指をはさまないようにし、しまうときは電源コードを本体に巻き付けないようにします。
国内専用であることと、フィルターの手入れ
日本国内専用(AC100V)で、海外では使えません。使用中は吸込口から髪を10cm以上離し、フィルターと吸込口カバーを付けた状態で使います。
吸込口、フィルター、吸込口カバーの汚れは風量を少なくし、発火ややけどの原因にもなるため、月1回以上はほこりや髪の毛を取り除きます。フィルターは消耗部品で、交換用は販売店かコイズミの相談窓口に依頼します。
スペック(公式値)
| 項目 | 公式値 |
|---|---|
| 型番 | KHD-B500/C(ミストベージュ)、KHD-B500/K(フロストブラック) |
| 種類 | ハイスピードイオンバランスドライヤー(家庭用・日本国内専用) |
| 電源 | AC100V 50/60Hz |
| 消費電力 | 1200W |
| モーター | ブラシレスDCモーター(最大約10万回転/分) |
| 風速 | 約50m/秒(集風器なし) |
| 風量(㎥/分) | 公式サイトで確認できず |
| 風量調節 | 5段階 |
| メインスイッチ | HOT・COOL・OFF |
| 温風モード | HOT・SCALP・AUTO H/C(温冷自動切替) |
| イオン | イオンバランス(ON・OFF) |
| 温風温度 | HOT・風量5で約100℃(集風器なし・周囲温度30℃のとき) |
| 安全装置 | 温度ヒューズ 152℃ |
| サイズ | 使用時 約199(W)×47(D)×184(H)mm、折りたたみ時 約199(W)×47(D)×103(H)mm(集風器50mm含まず) |
| 質量 | 約420g(集風器約22g含まず) |
| コードの長さ | 約1.7m |
| 付属品 | 集風器 |
| 消耗部品 | KHD-B500用フィルター |
| 保証期間 | 本体1年 |
| 販売開始 | 2025年11月 |
まとめ
KHD-B500の「ハイスピード」を示す公式値は、集風器を外した状態で約50m/秒の風速と、従来機KHD-9802に比べて乾燥時間を約60%短縮した試験結果です。プレスリリースの「約40%に」という表記も、従来の乾燥時間を100とすると40になったという同じ意味です。
ただし、1分あたりの風量は公表されておらず、他社機との乾燥速度の優劣までは判断できません。5段階の風量調節と折りたたみ収納を使いたい人に向くモデルです。
この記事の情報について
仕様は、小泉成器の商品総合サイトのKHD-B500製品ページと取扱説明書、2025年11月4日のプレスリリース、コイズミオンラインショップの製品ページを確認して作成しています(2026年9月17日確認、2026年9月18日に再確認)。風速はKHD-B500・KHD-B400とも集風器なしで、JIS C 9613に基づく測定です。乾燥時間の比較はコイズミによる試験(試験品KHD-B500・第三者機関調べ)です。比較相手のKHD-9802の風量1.3㎥/分は、小泉成器の商品総合サイトに掲載中のKHD-9802製品ページの仕様欄(ノズル無し・JIS C 9613に基づく測定)で確認しました。
価格・仕様は変更される場合があるため、最新の販売価格はページ下部の購入リンク先をご確認ください。
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