- 勉強しなきゃいけないのは分かっているけど、勉強が苦手
- 部活で疲れて家で勉強する気力がない
そんな中学生におすすめなのが、スマホやタブレットで使える勉強アプリです。
今回は、中学生にぴったり、テストや受験前の追い込みをしたい人や、自宅で勉強する習慣がない人でも使いやすいおすすめのアプリをご紹介します。
中学生が勉強アプリを使うのは当たり前?
スマホやタブレットを持つ中学生のほとんどが、普段から勉強にスマホアプリやSNSを活用しています。
ある調査によると、調査対象の中学生の91%がスマホを勉強に活用している、と回答しているんです。
■ 中学生は21.6%、高校生は64.1%が学校でスマートフォンを使用、学校でのスマートフォン活用法は中学生「授業や勉強のわからない事を検索、友達のノート撮影、メモ」、高校生「授業や勉強のわからない事を検索、SNSチェック、黒板の写真撮影」が上位
■ 中学生の91.0%、高校生の92.1%が勉強でスマートフォンを使用、活用法上位は「わからない単語や問題の検索」「YouTubeなどで問題の解き方や授業を視聴」
出典:MMD研究所
スマホ普及の前は、ケータイは勉強の邪魔になる、というイメージが強く、学校ではケータイ持ち込み禁止が当たり前でしたよね。
スマホが普及し、アプリ開発が進んでからは、むしろスマホは中学生の勉強を進める効果がある、と考えられるようになっているんですね。
<中学1年から3年まで>無料で使える勉強アプリ6選
勉強用のスマホアプリが増えてから、隙間時間やベッドでゴロゴロしている時間も立派な勉強になっています。
では、現在どのような勉強アプリが人気なのでしょうか。
クイズやゲーム形式で勉強できるアプリと、動画で授業が受けられるアプリの人気が高いです。
今回は、無料で使える勉強アプリを中心にご紹介します。
1. 英単語アプリ mikan
- 単語カードをめくるように画面をスライドして英単語を暗記できる
- 30秒10単語とスピーディーに学習を進めて記憶力アップ
- ネイティブスピーカーの発音付きで正しい発音も覚えられる
- テスト機能付きだから学習度合いをチェックできる
Appストアのレビューも高評価、教育カテゴリランキングでは1位を獲得している英単語アプリです。
スマホの画面が単語カードのように表示され、指でスライドして次々と英単語を学習できます。
中学生はもちろん、大学受験の対策にも使えるので、中学、高校と長く使えるでしょう。
スピード感があるので、短期間でたくさんの英単語を覚えられ、テスト前にも活躍しますよ。
通学時のバス移動のときに、休み時間に、寝る前の5分間に、とちょっとした時間に使うのがおすすめです。
寝転びながらも英単語学習できるので、ズボラさんにも使いやすいですよ!
2. スタディプラス
- 勉強量をデータ化して達成感を味わえる
- 他人の勉強情報が刺激になってモチベーションにつながる
- SNS機能で勉強友達ができる
スタディプラスは、SNS機能付きの勉強量管理アプリです。
勉強した時間や量をアプリに入力すると、自動でグラフが作られ、どれくらい勉強したかを目で見て確認できます。
達成感を味わえるだけではなく、勉強量が足りない教科が見つかるので、学習計画にも便利です。
SNS機能を使えば、同じ目標を持ったライバルと出会ったり、他の人がどれくらい勉強しているのか知ることもできるので、刺激を受けて勉強のモチベーションを維持できます。
勉強を頑張りたいのに中々続かない、という人は、自宅で勉強する習慣を身につけるために、まずはスタディプラスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
3. アオイゼミ
- 中学生、高校生向けの授業動画を無料で観れる
- 授業の生放送あり
- SNS機能で仲間ができる
塾に通うのが面倒、不登校で学校の授業を受けられない、という中学生におすすめなのが、オンライン学習塾がリリースしているアプリです。
授業動画数はなんと4,000本以上と豊富、無料プランは1日の視聴回数に制限がありますが、テキストだけで勉強するよりも理解を深められますよ。
無料プランでも、苦手教科の動画だけ見る、と絞れば十分便利に使えます。
有料プランを使うと、動画視聴は無制限、個別に先生に質問可能など、利用できるサービスが一気に増えるので、無料プランを使ってみてもっと利用したい、と感じたら親に頼んで有料プランを利用すると良いでしょう。
スタディプラスと同じように、SNS機能がついているので、一人で自宅で勉強していても仲間がいるとモチベーションもアップします。
4. Try it
- 5教科全ての動画が無料
- 動画1本10?15分で集中しやすい
- 基礎的な問題が中心だから基礎固めにぴったり
- 課金すると先生に質問できる
『家庭教師のトライ』がリリースしている無料アプリ(課金あり)です。
5教科全ての動画を無料で視聴できるのですが、講座の時間が1本10分~15分と短時間なので、長時間勉強することに慣れていない人でも使いやすいですよ!
集中力がない人や、勉強が面倒という人でも、「たった10分ちょっとなら頑張ってみるか」と思えるでしょう。
内容は基礎的なことなので、これから自宅で勉強する習慣を身に付けたいという中学1年生や、高校受験のために基礎を復習したいという中学3年生にもおすすめです。
5. manabo – 24時間質問できる勉強アプリ
- わからない問題を有名大チューターが教えてくれる
- ホワイトボード機能を使ってチューターが問題を解く過程もチェックできる
- 質問して回答が来るまでにかかる時間は平均たったの7分
現役東大生や早稲田、慶応大など有名大学の学生が先生になって、あなたを個人指導してくれるという便利な勉強アプリです。
自宅で勉強をしていて、わからない問題があればアプリから質問、チャットや無料通話機能を通して、有名大チューターが直接問題を解説してくれます。
数学など、問題を解く過程が大事な教科では、ホワイトボード機能を使って詳しい解説を聞けるので、アプリを通して本格的な授業を受けられるんです。19時から23時なら、質問への回答がすぐに来ます。
ちなみに、問題を質問するときは問題文や図をスマホのカメラで撮影するだけなので簡単です。
問題への質問の他に、効果的な勉強方法を質問することもできますよ。
6. エターナル・スターダスト
- 中学の5教科をRPGゲーム感覚で勉強できる
- キャラクターは本物の声優が声を当てていて本格的
- 勉強を進めることで新たなストーリーが楽しめる
勉強が苦手、ゲームが好きという人にぴったりなのが、RPG風ゲームで5教科を勉強できる、学研がリリースしているアプリです。
物語は学園SF物語で、勉強を進めると新たなストーリーが展開し、勉強と合わせてゲームを進められます。
声優ボイス付きの本格的なゲームだから、ゲーム好きも満足できるでしょう。
学習した内容がグラフで表示されるので、どれくらい勉強が進んだか確認できます。
暗記ものが多い社会と理科向け!おすすめ勉強アプリ3選
1. 中学社会 地理・歴史・公民/無料
- クイズ形式でゲーム感覚で暗記ができる
- 回答に関連する知識や解説がついているので、暗記をしながら理解を深められる
- アプリ1本で頻出用語をマスターできる
暗記ものが多い中学の社会をアプリ1本でしっかり学習できます。このアプリのポイントは、ゲーム感覚で気軽に暗記ができるという点です。
クイズ形式で暗記を進め、カテゴリごとに正解できたぶんバーがたまっていき、まるでRPGのレベル上げをしているような感覚で勉強できます。
クイズ形式ですが、回答だけ掲示するのではなく、単語に関係する知識や解説も合わせて確認できるので、ノートに解説をメモしておくとより効果的です。
スマホのゲームアプリが好き、という人や集中力がない人にぴったりですよ!
2. 中学歴史 完全記憶 中学社会の無料勉強アプリ
- 記憶のメカニズムを利用して学習できるアプリ
- 脳が記憶を忘れやすいタイミングで復習通知をしてくれる
- 中学の歴史を時代ごとに区分し、覚えるまでとことん学べる
中学の歴史を人間の記憶メカニズムに合わせて勉強できる画期的なアプリです。人間の脳は、記憶を忘れやすいタイミングと忘れにくいタイミングがあります。
暗記物が多い歴史を、記憶を忘れにくいタイミングで学習し、忘れやすいタイミングで復習することで記憶力をアップさせることができるんです。
復習のタイミングは、アプリが自動で通知してくれるので、だらだら暗記せず、効率よく歴史学習ができます。
特にテスト前は、歴史の重要事項はアプリで隙間時間に暗記できるので、他の教科にも時間をかけやすくなるでしょう。
3. 中学理科 生物 物理 化学 地学
- 高校入試に出る生物、物理、化学、地学の4つの基礎をまんべんなく学習できる
- 分野別に正解率がパーセントで表示され、学習レベルをチェックできる
- 問題の解答時間は10?20秒と早いから思考力が鍛えられる
- 苦手リストを作ってわかりにくい問題を随時チェックできる
可愛い女の子のキャラクターと一緒に、高校入試の理科の基礎をスピーディーに学べるアプリです。
テスト機能では、一つの問題が10?20秒と短く設定されているので、考える力が鍛えられ、短時間で問題を解く能力がアップします。
間違えた問題は自動的に苦手リストに保存されるので、苦手な問題をいつでも復習でき、苦手克服にも効果的です。
スマホやipadのアプリを使って勉強するメリットは?
中学生の中には、「スマホで勉強していると、親から遊んでいると誤解される」という人もいるでしょう。
また、親は「スマホやタブレットで勉強させてもいいのか」と不安に思っている人もいると思います。
スマホやタブレットを使って勉強すると、どのようなメリットがあるのか、親子ともに理解しておくと親は安心、子供は親にうるさく注意されずに勉強に集中できるでしょう。
アプリを使うと無理せず勉強習慣が身につく
中学生の勉強アプリは、今までしっかり勉強をする習慣がなかった人でも、勉強習慣が身につくよう、無理せず取り組めるクイズやゲーム形式のアプリが多いです。
「今まで全く勉強してこなかったけど、これからはしっかりと勉強しよう」と意気込んでいても、テキストを前にすると集中できない、そもそもわからないことが多すぎる、と挫折する人もいるでしょう。
スマホの勉強アプリなら、楽しんでできるように工夫されたものが多いので、いつのまにか夢中になってアプリで勉強でき、無理せず集中力が鍛えられます。
勉強仲間と切磋琢磨できる
「ライバルがいた方が燃える!」という人には、SNS機能のついた勉強アプリが効果的です。
同じ目標を持った人の勉強状態を知ることが刺激になったり、「みんなも頑張っているから自分も頑張ろう」とモチベーションをキープできます。
中学生が勉強アプリを使うときの注意点
勉強アプリを使うときは、2つの注意点があります。
- LINEやメールの着信が来るたびに気になって集中力が途切れることがある
- 集中できずにいつのまにかゲームやSNSをしてしまう
着信が来るたびにメッセージを確認、返信したり、勉強が終わってから確認しようと思っても、内容が気になって集中できないということもあります。
勉強アプリ以外のSNSの着信機能は、ディスプレイに通知されないよう設定できるものは勉強前に設定しておきましょう。
また、集中できないのは使っている勉強アプリとの相性が悪いことが原因かもしれません。
使ってみて自分には合わないと感じたら、無理に使い続けず、他のアプリも試してみましょう。
中学生向け勉強アプリで無理せず学習!
勉強アプリを使えば、勉強が苦手な中学生でも無理せず学習習慣を作れます。普段の勉強はもちろん、隙間時間を使えばテスト前の追い込みにも効果的です。
普段は部活で帰りが遅く、勉強する気力がないという人も、アプリを使えばベッドやソファで寝転びながらでも勉強できますよ!スマホのアプリを取り入れて、無理せず楽しく勉強しましょう。