仕事の休憩時間や自宅でゆっくり読書、映画鑑賞の合間に紅茶はぴったりですよね。
メーカーや茶葉の種類、ティーバッグやスティックタイプなど、様々な違いがあります。紅茶を毎日飲む、という方はぜひ、茶葉の種類にまでこだわってみましょう。
また、仕事場や忙しい朝に飲むという方は、より手軽なティーバッグやスティックタイプが便利でおすすめです。
今回は、本格的な茶葉タイプからティーバッグ、スティックタイプまでおすすめの紅茶をご紹介します。
味わいを決める紅茶の産地を知ろう
紅茶の味わいは、お茶の淹れ方でも変わりますが、大きな決め手になるのは茶葉の種類です。茶葉の種類は産地によって決まります。
ところで、紅茶はどのように作られているかご存知ですか?実は紅茶は発酵食品の一種で、チャの木という木の葉っぱを発酵させて作るのです。
ちなみに、完全に発酵させずに半発酵させて作るのが烏龍茶、発酵させずに作るのが緑茶になります。お茶の種類といっても、原料は同じで作り方が違うだけなんですね。
原料も作り方も同じなのに、産地によって味わいが違うのは、国によって天候が違うからです。
日照時間や雨の量など、産地によって違う天候が紅茶の茶葉の味わいの違いを生み出します。
また、茶葉を作る庭園によっては独自の作り方で発酵させるところもあるため、同じ産地でも違う味わいを楽しめる茶葉もあります。
今回は、一般的に有名な紅茶の茶葉の産地と特徴を解説したのち、紅茶選びのポイントをご紹介します。産地を知ることは、自分好みの紅茶を見つけるヒントになりますよ!
- ダージリン(インド)
- アッサム(インド)
- ウバ(スリランカ)
- キームン(中国)
紅茶の生産量&消費量が世界一!インドの紅茶の茶葉
インドは紅茶の生産量だけではなく、消費量も他国に比べて多く、紅茶の名産地が各地にあります。
インドのメジャーなドリンク、「チャイ」は紅茶をベースに作られているドリンクですが、チャイはインド人のソウルドリンク的存在です。
日々紅茶を消費し、さらに各地で紅茶の茶葉が作られているまさに紅茶の国と言っても過言ではありません。
インドの茶葉の中で特に有名なのがダージリンとアッサムです。
ダージリンは紅茶の風味が繊細なため、ストレートでじっくり味わうのに向いています。
アッサムは風味が濃く、日本人が好む味わいでミルクとの相性も抜群です。
インドと並ぶ紅茶の国、スリランカの紅茶の茶葉
インドの近隣国、スリランカでも紅茶の生産が盛んに行われています。
スリランカの紅茶は、茶葉に限らずまとめて「セイロンティー」と呼ばれていますが、茶葉の種類によって味わいに違いがあります。
中でもウバは世界三大紅茶の一つで、爽やかな味わいが支持されています。
お茶文化が豊かな国、中国の紅茶の茶葉
数百種類ものお茶がある中国は、大昔からお茶文化が生活に根付いています。
紅茶の元祖のお茶、ホンチャがあり、今でこそインドやスリランカが紅茶の国として有名ですが、中国こそが真の紅茶の国と言えるでしょう。
中国の紅茶の茶葉では、キームンが有名で、スモーキーな風味で苦味が少なめです。
紅茶選び4つのポイント
①好みの形状を選ぶ
紅茶を買うときに、まず選んでほしいのがお茶のタイプです。
茶葉とティーバッグ、スティックタイプの三つのタイプがありますが、味わいはもちろん、お茶を淹れるシーンや手間を考えて、自分にぴったりのタイプを選びましょう。
紅茶本来の風味をしっかり味わえる「茶葉」
風味をダイレクトに味わえる茶葉は、湿気による劣化を防ぐために缶に入っています。
ティーポットに茶葉とお湯を淹れて、じっくり蒸らしてできる紅茶は風味がしっかり感じられて、ティータイムを優雅に過ごせますよ。
自宅でじっくり紅茶を楽しみたいなら、茶葉タイプがおすすめです。
手軽で紅茶の風味も堪能できる「ティーバッグ」
茶葉よりも手軽に紅茶が淹れられるティーバッグは、仕事の合間にすぐにお茶を飲みたいときに便利です。時間のない朝でもパパッと紅茶を楽しめます。
アウトドアシーンで便利な「スティックタイプ」
スティックタイプの紅茶は、封を開けてお湯に溶かして飲みます。
粉末には砂糖など糖分が含まれているものが多いので、ほんのり甘みがあるため、甘い紅茶が好きな人にはピッタリでしょう。
ゴミはスティックの袋のみなので、キャンプやピクニックなどアウトドアシーンでも手軽にお茶を淹れられます。
②こだわり派はブレンドティーのブレンドの種類もチェック
紅茶の茶葉を複数混ぜ合わせて作るブレンドティーは、1種類の茶葉とは違う味わいを楽しめます。
メーカーによってブレンドに使う茶葉の種類が違うので、ブレンドティーを選ぶ場合は、どの産地の茶葉が使われているのかチェックしてみましょう。
③フレーバーをチェックする
市販の紅茶の中には、紅茶以外の香りがつけられたフレーバーティーもあります。
例えば、フルーツやナッツ、ジンジャーなどのスパイスなどを紅茶にミックスしたフレーバーティーなどです。合成香料か天然香料を使って作られています。
紅茶本来の味わいを楽しみたい人には不向きですが、色々な味わいを楽しみたい方はぜひフレーバーティーもチェックしてみましょう。
④紅茶の飲み方に合わせて選ぶ
紅茶をどのように飲むかあらかじめ決まっているなら、飲み方に合わせて選んでみましょう。
ダージリン、ニルギリ、キームン
アッサム、ディンブラ
ダージリン、ニルギリ、キャンディ
ダージリン、アッサム
ニルギリ、キャンディ、アールグレイ
それぞれ適した茶葉があるので、自分好みの飲み方に合わせると選びやすいですよ。
プレゼントにも!本格派向け紅茶のおすすめ茶葉5選
1. アーマッド イングリッシュブレックファースト
・容量:200g
ブレンドティーの中でも人気が高い、アーマッドの「イングリッシュブレックファースト」です。
コクと甘みのある味わいで、ミルクティーにしても美味しいですよ。ロンドンの名所風景が描かれている缶は、飾っているだけでもおしゃれですね。
アルミ内袋入りなので、酸素や光、湿度から茶葉を徹底的に守ります。
2. リプトン エクストラクオリティ ダージリン
・容量:450g
リプトンの紅茶缶の中で、人気が高いダージリンです。北インド・ヒマラヤ山麓で作られたダージリン産の茶葉を100%使用した、贅沢な紅茶です。
3. ウェッジウッド ウェッジウッド ピュアダージリン
・容量:125g
イギリスのテーブルウェアの老舗、ウェッジウッドのピュアダージリンです。紅茶好きの間はもちろん、日本でも有名な紅茶缶の一つで、高級感のある缶のデザインとブランドの知名度からギフトにもぴったり。
4. トワイニング クオリティ アイリッシュ ブレックファスト
・容量:100g
トワイニングはロンドン発祥の老舗紅茶メーカーです。
「アイリッシュブレックファスト」は、アイルランドで人気が高く、コクのある濃厚な味わいなのでミルクティーやチャイにしても美味しいですよ。
濃厚な味わいのあとに続く紅茶の風味で、リッチなミルクティーに仕上がります。
5. サー・トーマス・リプトン リーフティー アッサム
・容量:220g
リプトンのプレミアムシリーズで、創始者の敬称をつけた「サー・トーマス・リプトン」のアッサムの茶葉です。
自社で管理した各地の茶園から、上質な茶葉を手摘みで厳選して作られています。産地直結のこだわりから、摘みたてのようなフレッシュな味わいが自慢です。
アッサムのコクと力強さのある味わいに、甘く柔らかな香りに癒されます。
手軽に楽しめるティーバッグ紅茶おすすめ5選
1. ジャンナッツ アールグレイ
・容量:299g
カルディなどで人気のジャンナッツのアールグレイです。100袋たっぷり入っています。
リーズナブルですが、茶葉はスリランカのディンブラ産のものを使用、ベルガモットの風味を加えて香り高い紅茶を味わえます。
香りの良さは、ティーバッグの紅茶の中ではトップクラスに入る逸品です。
2. BPL セイロンティーガーデンズ ピュアブラック
・容量:349g
筆者がリピートしているセイロンティーのティーバッグです。
筆者は夏に紅茶をアイスティーやシャーベットにするのが好きで、こちらの紅茶は爽やかでみずみずしい味わいで夏にぴったりなんです!
100%スリランカのディンブラ産の茶葉を使っている証拠に、政府紅茶局が認定していることを示すライオンマークがついています。癖がないので日本人好みの風味ですよ。
3. アーマッドティー デカフェ アールグレイ
・容量:40.8g
世界80カ国で愛されているアーマッドティーのデカフェタイプのアールグレイティーバッグです。
紅茶の渋みや苦みが少なく、ほんのりと香るベルガモットの香りに癒されます。使用されている茶葉は96%カフェインを除去しているため、寝る前に飲んでも安心です。
デカフェの紅茶のティーバッグは数少ないですが、カフェインが気になるという方や、渋みや苦みが苦手な方におすすめです。
4. クリッパー アッサムブレンド カフェインレス
・容量:50g
こちらもノンカフェインタイプの紅茶のティーバッグですが、有機JAS認定のオーガニック紅茶です。
イギリスで初めてオーガニック紅茶を紹介したメーカーで、これまでに数々の国際的な賞を受賞しています。天然水と二酸化炭素でカフェインを除去し、まろやかな味わいが特徴です。
アッサム茶葉は濃厚な風味を持っているため、カフェインレスでも紅茶の味わいがしっかり味わえます。
5. 日東紅茶 デイ&デイ ティーバッグ
・容量:320g
コスパ重視なら日東紅茶のティーバッグがおすすめです。
100袋たっぷり入って1,000円以内のリーズナブルさ、さらに指定茶園から茶葉を厳選して作っているため、品質もバッチリです。
紅茶鑑定士がブレンドしており、ただ安いだけのティーバッグじゃないこだわりがあります。
あっさりとした味わいで、深みのある味わいではありませんが、癖がないのでレモンティーやフルーツを漬けてフルーツティーにアレンジしやすいですよ。
特に夏場は、旬のフルーツをカットして淹れた紅茶に加えて冷やすと、さっぱりフルーティーな味わいを楽しめます。
時短派にぴったりな紅茶スティックおすすめ3選
1. AGF ブレンディスティック 紅茶オレ
こちらも筆者がリピートしている紅茶スティックです。
カフェオレでおなじみのブレンディから発売されているスティックタイプのインスタントドリンクで、甘いものが欲しいときによく飲んでいます。
ミルクと砂糖が入っており、粉末状なので紅茶本来の風味はあまり感じられませんが、手軽にミルクティーを味わえるので便利です。
氷を入れればアイスミルクティーとしても楽しめます。
2. AGF プロフェッショナル プレミアム紅茶
甘い紅茶スティックが苦手な方におすすめのAGFの業務用ブランドの紅茶スティックです。
セイロンティーを使用した本格派なのに、お湯を入れるだけという手軽さが魅力ですね。
無糖タイプなので手軽にストレートティーを味わいたいときに便利です。
ムースやシャーベット、アイスクリーム、ケーキなど、紅茶風味のスイーツを作りたいときにも使えます。
3. 名糖 スティックメイト フルーツアソート
フルーツティーを手軽に飲めるフルーツフレーバーの紅茶スティックです。
フレーバーは全4種類、ピーチ・レモン・ミックスベリー・アップルと爽やかな風味を楽しめます。
ホットでもアイスでもおいしく飲めますが、作ったものを保冷ビンに入れて持っていくと外で飲むドリンク代の節約にも効果的です。
お気に入りの紅茶を飲んで優雅なティータイムを
紅茶は茶葉の種類や淹れ方など、製品によって様々な違いがあります。
色々な紅茶を試してみて、お気に入りの風味の製品を見つけましょう。
春夏はアイスで、秋冬はホットで飲み、さらに紅茶風味のスイーツを作るときにもお気に入りの紅茶を使ってみてください!