ヘアカラーを手軽に変えられる市販品ですが、種類が多すぎてどれが良いのか迷いますよね。今回は、市販のヘアカラーの中で人気が高いおすすめ品をご紹介します。
また、セルフカラーに多い疑問へもお答えしますよ!
「できるだけ安くヘアカラーを変えたい」「市販でもキレイに染まるヘアカラーを知りたい」という方は必見です。
市販のヘアカラーを選ぶときのポイント
市販のヘアカラーを選ぶときは、好みの色だけで選ぶのはNGです。
傷まないセルフヘアカラーをするために、市販のヘアカラーを選ぶポイントを友人美容師に聞いてきました!
⑴初心者は泡タイプ、髪の量が多い・長い人は乳液タイプを
テクスチャーは、セルフカラーのしやすさと仕上がりに大きく影響するので、しっかりチェックしましょう。
市販のヘアカラー剤には、泡と乳液、クリームの3つのテクスチャーがあります。
どのテクスチャーを選ぶか、目安ですが、初心者は泡タイプ、髪の量が多い・長い人は乳液タイプがおすすめです。
セルフカラー初心者だと、どうしても塗りムラができやすいのですが、泡タイプならテクニック不要でまんべんなくカラー剤をなじませられます。
ただし、髪質によっては染まりにくいことがあるので、泡タイプで染まりにくかったら乳液タイプを選んでください。
乳液タイプは、最もスタンダードなヘアカラー剤で、付属のコームを使ってなじませます。
量が多いので、髪の量が多い、長い人のセルフカラーにも使いやすいです。
クリームタイプは、染まりやすさはピカイチですが、ムラになりやすいのがデメリットですね。
クリームタイプを使う場合は、細かくブロッキングをして丁寧に、一番失敗しにくいのは、友人や家族に頼んで塗ってもらう方法です。
- 初心者は泡タイプ
- 髪の量が多い、長い人は乳液タイプ
- クリームタイプを使う場合は人に頼んで染めてもらうと失敗しにくい
⑵色味と明るさをチェックしよう
ドラッグストアのヘアカラーコーナーに行くと、パッケージの近くに色見本の毛が並べられていることがありますよね。
または、パッケージの裏側に髪色ごとに仕上がりイメージが書かれています。
色見本を見るときは、自分の現在の髪色に近い色をチェックしてください。色選びで失敗しないコツは、希望の明るさよりもワントーン暗い髪色を選ぶことです。
つい明るい方を選んでしまいがちですが、ワントーン暗めの色を選べば、万が一失敗しても目立ちにくいので安心ですよ。
⑶美容液かトリートメントがセットのものを選ぼう
美容成分配合のヘアカラー剤でも、美容液かトリートメントが付属しているものを選び、セルフカラー後にしっかりヘアケアをしましょう。
傷まないヘアカラー剤を使っても、セルフカラー後にヘアケアをしないと、薬剤による髪のダメージが進行してパサつきの原因になります。
⑷ロングヘアや毛量が多いセミロングの人は2箱用意しよう
市販のヘアカラー剤は、細かい違いはありますが、目安として1箱でセミロングまで染められる量になっています。
髪の量が多いセミロングやロングヘアの人の場合は、1箱では足りなくなる可能性があるので、念のため2箱用意してください。
「必要ないかもしれないから」「頑張ってなじませれば染まるでしょ」と安易に考えるのはNGですよ。
十分な量のカラー剤を使わないと、色むらのある残念な仕上がりになってしまいます。
おすすめの市販ヘアカラーランキング9選
市販のヘアカラーの中から、比較的使いやすいヘアカラーをランキング形式でご紹介します。ほとんどがドラッグストアで販売されている商品です。
明るい髪色向けのものもあれば、暗い髪色からでも染められるものまで、バリエーション豊富にそろっています。
9位:ホーユー ビューティーン メイクアップカラー
元の髪色が明るい人におすすめのヘアカラーです。
ブリーチなしでは、パッケージ通りの鮮やかな髪色には染まらないので、ブリーチした髪向け、といった感じですね。
テクスチャーは乳液のまま、髪に揉み込むと泡立つので使い方は難しくありません。
また、乳液特有の液ダレもしにくいです。
髪色が暗い人だとあまり色が変わらない可能性が高いので、他を選んだ方が良いかもしれません。
8位:ベネフィーク ヘアカラー
傷んでいる髪にも使いやすいのが、トリートメントが2種類セットになっているベネフィークのヘアカラーです。
ヘアカラー前に使うプレカラートリートメントで、ヘアカラーが発色しやすい髪に整え、仕上げのアフタートリートメントは、カラー後の髪のphをコントロールして、ダメージの進行を抑えます。
ヘアカラー剤はリンスベースに作られているので、仕上がりはしっとりとなめらか、パサつきのない仕上がりになりますよ。
7位:ダリヤ パルティ 泡のヘアカラー ガーリーアッシュ
泡だてネットでもちもち泡を作って使う、パルティの泡だてネット付きヘアカラーです。
付属のネットでモコモコ泡を簡単に作れるので、泡だてが苦手な人でも使いやすくなっています。
トリートメント成分には、髪の保湿効果が高い椿オイルやホホバオイルをはじめ、天然由来の保湿成分がたっぷり配合されており、ダメージ予防に効果的です。
ただし、アフタートリートメントがついていないのが残念ですね。
使う際には、自分でトリートメントを用意するのを忘れないでください。
6位:ダリヤ アンナドンナ エブリ ヘアカラー
動物の色をイメージしたユニークなヘアカラーです。
なめらかな指通りの髪になり、セルフカラーというよりトリートメントをしたかのような仕上がりになります。
ケーブヤヘアパック、アフタートリートメントなど付属品が充実しているので、準備にも時間がかかりません。
特にくすみ感が出るキャットグレージュがおすすめです。
5位:ビューティラボ ホーユー ホイップヘアカラー
ブラウン系ヘアカラーでおすすめのビューティーラボの泡タイプです。シェイカーにカラー剤を入れてシャカシャカするだけで、もっちり濃密な泡ができます。
色持ちをアップさせるWアミノ酸、はちみつ、植物成分配合でヘアケア効果もあり、傷みの少ないなめらかな手触りに仕上がります。
乳液タイプもありますが、使いやすさでは泡タイプがおすすめです。
4位:ロレアル パリ ヘアカラー フェリア 3Dカラー
ツヤのある仕上がりがお好みなら、ロレアルパリのフェリア3Dカラーはいかがでしょうか。
ロレアル研究所が開発したベースカラーで、光が当たったときの絶妙な色の変化を楽しめます。
ツヤを引き出すワックス成分とコラーゲン入りのアフタートリートメントを使うと、ツヤのある色味が長持ちします。
髪がパサついている人も、ツヤがあるだけでダメージが減ったように見えますよ!
3位:ヘンケルジャパン フレッシュライト 泡タイプ
アッシュ系カラーなら、パッケージの人形デザインが特徴のフレッシュライトもおすすめです。
セルフカラーのアッシュ系は、どうしても赤みが残ってアッシュ特有のくすみが出にくいのですが、こちらはシュガーアッシュ、ベリーアッシュともに透け感のある仕上がりになります。
特に一度ブリーチをした髪で染めると、グレージュ系カラーになってキレイですよ。
保湿効果のあるヘアマスク付き、カラー剤にも8種類のアミノ酸が配合されているので、傷みの心配も少なくなっています。
2位:ミルクジャムヘアカラー
個人的におすすめのルシードエルのミルクジャムヘアカラーです。
私の自毛は髪質が太くて硬い真っ黒の髪なので、安価なヘアカラー剤だと染まりにくいのですが、このヘアカラーだとキレイに染まりました。
こちらもプチプラですが、ヘアケア成分が4種類も配合されています。
コラーゲンにパールエキス、シルクエッセンス、そして髪に良いことで有名な椿オイルが配合されているので、セルフカラー後のパサつきもありません。
ニオイもきつくなくて、テクスチャーは伸びが良いトロッとしたテクスチャーなので、初心者さんでも使いやすいでしょう。
1位:リーゼ プリティア泡カラー
セルフカラーで仕上げるのは難しい、人気のアッシュカラーに染めやすいリーゼの泡カラーです。
ナチュラルなカラーが全22色そろっており、派手すぎず落ち着いた髪色ながら発色はしっかりしています。
初心者も扱いやすい泡タイプで、密着しやすい濃密泡なのでよりムラなく髪全体をキレイに染められますよ。
サロン発送の色設計、というのもおすすめポイントの一つで、サロンで仕上げたような透明感のある仕上がりに近づけ、満足度の高い仕上がりになるでしょう。
市販のヘアカラーQ&A
市販のヘアカラーに多い疑問点を解決しましょう!
Q1. 市販のヘアカラーはどうして傷みやすいの?
サロンのヘアカラーと市販のヘアカラーでは、市販の方が傷みやすいということを知っている人は多くても、なぜなのか理由がわかる人は少ないでしょう。
サロンも市販も、髪を染めるというのは髪のキューティクルを開き、染料を染み込ませるので、どちらもダメージはあります。
ダメージの大きさが違うのは、ヘアカラー剤に含まれる薬剤の量が違うからです。
市販のヘアカラーには、染料を髪に染み込ませるために配合されるアルカリ剤の量が多いため、比較的ダメージが大きく、髪が傷みやすくなります。
Q2. 市販のヘアカラーでアッシュに染めたけど変わらないのはなぜ?
アッシュカラーは、セルフカラーでキレイに仕上げるのが難しいカラーです。
髪質によっては、理想の色味と違う発色になったり、あまり色に変化がなかったりと、一筋縄ではいかないカラーなのです。
市販のヘアカラーでアッシュに染まりやすい髪質もあります。
髪が細く、柔らかめの場合は、比較的アッシュに染めやすく、アッシュ特有のくすみが出やすいです。
逆に、髪が太く硬めの場合は、髪の赤みが強く出やすいため、理想のアッシュカラーに仕上げるのが難しいことがあります。
また、黒髪を市販のヘアカラーでアッシュに染めても、変化がなく無駄に髪にダメージを与えるだけになることもあるのです。
髪が太く硬めの黒髪の人は、市販ではなくサロンでプロの手でアッシュカラーに染めてもらった方が確実ですよ。
Q3. 市販のヘアカラーの色持ちを長くするコツは?
市販のヘアカラーもサロンのヘアカラーも、色持ちを長くするためには日々のお手入れが肝心です。
まずシャンプーは、セルフカラーから24時間はシャンプーをしないで、色を髪にしっかり定着させましょう。
ヘアカラー専用のシャンプーを使うと色落ちしにくくなります。
安価なシャンプーは、洗浄力が強い洗浄成分が入っているので、染料が落ちやすく、色持ちが悪くなるので要注意です。
また、髪を洗うというより、頭皮を中心に洗いましょう。
髪全体の汚れは、シャンプー前にブラッシングをしてお湯ですすぐだけでも落とせます。
Q4. セルフカラー後のヘアケア方法は何をすればいい?
アウトバストリートメントやヘアオイルを使い、ドライヤーやアイロンなど、熱を加えるスタイリングから受けるダメージを防ぎましょう。
おすすめはヘアオイルです。
オイルが髪1本1本をコーティングし、熱から髪を守る効果があります。
特にセルフカラーをすると、毛先がパサつきやすいので、毛先中心にオイルをなじませ、パサつきを抑えましょう。
Q5. セルフカラーをしてから染め直しできるのはいつ?
思っていた色と違うから染め直したい、と思って翌日に染め直す……というのはNGです。
ヘアカラー剤の染料が髪に定着するには、1週間ほどかかります。
セルフカラーの翌日に違う色のカラー剤を使うと、発色が悪くなるだけではなく、染料が定着しにくくなりますし、ダメージも増えて良いことがありません。
ヘアカラーは、シャンプーを繰り返すことで色が少しずつ落ちていくので、焦らず1ヶ月は待って染め直しましょう。
「どうしてもなんとかしたい!」という場合は、サロンでプロに相談してください。明るすぎる髪色をトーンダウンさせることは可能です。
市販のヘアカラーでセルフカラーを楽しんで
市販のヘアカラーでも、セルフカラー後のお手入れをしっかり行えば、髪がひどく傷むことなくカラーチェンジを楽しめます。
サロンのヘアカラーよりもダメージは大きいので、日々のヘアケアアイテムにこだわり、丁寧にお手入れするようにしてくださいね。市販のヘアカラーの最大のメリットは、手軽に髪色を変えられるところです。
イメチェンしたいけど、サロンに行くお金がないというときも、市販のヘアカラーなら安くカラーチェンジできます。
ダメージを抑えるヘアケアを忘れずに、市販のヘアカラーでイメチェンを楽しんでください!