時代の流れとともに、調理器具がガスコンロからIHクッキングヒーターへと移行しつつあります。
そしてここで迷うのが、IHに対応した鍋の選び方で、特に一般家庭で頻繁に使用されているフライパンに至っては、その種類があまりにも多くて選び方がわからないという方も多いはずです。
現在では「IH対応」と表示されているフライパンが増えてきていますが、このようなフライパンは一般的なフライパンとは何が違うのでしょうか?こちらの記事では、IH対応のフライパンの特徴や一般的なフライパンとの違い、おすすめの製品についてご紹介しています。
IH対応のフライパンとは?一般的なフライパンとは何が違う?
これまでガスコンロを使用してきた方がIHクッキングヒーターに乗り換える際、最も気になるのが「ガスコンロで使用してきたフライパンってIHでも使用できるの?」という問題なのではないでしょうか。
これについての結論を先にお話ししますと、「使えることは使える」となります。
しかし、IH対応のフライパンはガスコンロ用とは構造が異なるため、熱伝導が悪くなるのです。
それでは、もう少し詳しく両者の違いについて説明することにしましょう。
IH対応フライパンはやや特殊
ガスコンロ用のフライパンは直火に対応でき、火にかけるとその熱がフライパン全体に広がります。
一方、IHは「電磁誘導加熱」と呼ばれる方法で、内蔵されているコイル状の磁力線から発生する熱でフライパンを加熱する仕組みであるため、磁力線から発生する熱をキャッチする金属が必要となるのです。
IHフライパンの底部分を確認してみると「有磁性ステンレス」などの金属が取りつけられていますが、ガスコンロ用フライパンにはそれがありません。
そのため、ガスコンロ用のフライパンをIHで使用すると熱伝導が悪く、コイル部分だけに熱が集積して焦げ付きが起こりやすくなります。
それでも使用が不可というわけではありませんが、IHクッキングヒーターを使用するのなら、やはりそれに対応したフライパンの使用がベストでしょう。
今買いたいIH対応フライパンはコレ!おすすめ5選をご紹介!
IH対応のフライパンはどれも同じではなく、調理面に使用されているコーティング剤の素材が異なります。
こちらでは、IHフライパン初心者でも使いやすいタイプを厳選してご紹介しますので、ぜひ、参考にしてみてください。
ティファール(T-fal)IHハードチタニウム・プラス
6層層構造になっている頑丈なフライパンで、調理面はチタン・ハードペースとチタン粒子配合のトップコートでコーティングされていますので、焦げ付きにくくお手入れが簡単というメリットがあります。
そして、このフライパンの面白いところは、調理面の中央部分にある「お知らせマーク」です。
このマークは、フライパンの加熱度合いをお知らせしてくれるもので、マークの模様や色が変わったら調理開始の合図です。
特に、これまでIH対応フライパンを使用したことがない方の場合では、どのタイミングで食材を入れれば良いのか迷うことがあるでしょう。
しかし、このフライパンであれば自動でベストなタイミングを教えてくれますので、初心者でも簡単に使いこなすことができるでしょう。
ティアールには取っ手を取り外せる鍋セットも用意されていますので、ご興味がある方は公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
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京セラ セラフォートフライパン(26㎝)
フッ素樹脂加工とセラミック加工が施されている、焦げ付きにくいフライパンです。その上熱伝導率が高いため、手早く調理できるというスグレモノです。
また、このフライパンは外面にもセラミック加工が施されていめるため、一般的なスポンジで優しくなでるだけで汚れがスッと落ちます。
そして特筆すべきは、本体の軽さです。IH対応フライパンの中には、重量が重くて取り扱いづらい製品もありますが、このフライパンはたったの880gという嬉しい軽さが特徴です。これなら、手や手首の負担を軽減させながら調理や後片付けができますね。
お手頃価格ですので、IH対応フライパンをお探しの方は候補に入れておくことをおすすめします。
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貝印 軽量・高熱効率フライパン(28㎝)
メイクアップ小物などでお馴染の貝印が開発したフライパンです。このフライパンは調理面にフッ素樹脂加工を施しているため焦げ付きにくく、調理しやすいというメリットがあります。
また、IH対応のフライパンの大きな課題は”本体の軽量化”ですが、こちらのフライパンでは28㎝という一般的な大きさで、わずか608gという軽量化に成功しています。
底の外面にはステンレススチールを使用しているためIHに対応、安価でとても使いやすいフライパンだといえるでしょう。
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ruhru(ルール)健康フライパン(28㎝)
ダイヤモンドとチタニウムで調理面がコーティングされているフライパンで、傷が付きにくく焦げ付きにくいという特徴があります。
また、こちらでは28㎝というサイズでご紹介していますが、20㎝、20㎝深型、24㎝、24㎝深型、28㎝、28㎝深型、ソースパン、グリルパンといったさまざまなタイプが用意されていますので、用途に合わせて自由に選ぶことが可能なのです。
さらに特筆すべきは、このフライパンはIHだけでなくガスコンロにも対応できるという点です。これなら、引っ越しなどでガスコンロからIHへ変更、あるいはその逆であってもフライパンを買い直す必要がありませんね。
このフライパンのお値段は決して安いとはいえませんが、ひとつ持っているととても便利ですので、おすすめ度が高いフライパンとしてご紹介してみました。
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マイヤー IH対応フライパン 深型26㎝イタリアンレッド
三層構造で、調理面がテフロンプラチナ加工されているフライパンです。見た目が深いワインレッドでとてもスタイリッシュなだけでなく、IHとガスコンロに対応しているというメリットがあります。
また、内面の深さが72mmあるため、炒めもの料理だけでなく煮込み料理にも難なく対応、料理のレパートリーが広がりそうなフライパンですね。
持ち手部分ははっ水性に優れたグロスコーティングを施されているため、汚れがつきにくく簡単にお手入れすることができます。性能の割にはお買い得なフライパンですので、こちらまた購入の際の候補に入れていただきたい製品です。
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この中には少々お値段が張って手を出しにくい製品もありますが、そのような製品はお値段が張るだけのことはあって、丈夫で長持ちするというメリットがあります。
また、今回はお手軽価格の製品もご紹介していますが、このような製品であっても機能を重視していますので、どれもおすすめ度が高いといえます。
フライパンは頻繁に買い替えるものではありませんので、ご自身のニーズに合ったフライパンを賢く選んでみてくださいね。
まとめ
IH対応のフライパンは種類が多く、また価格帯にもばらつきがあるため、いざ選ぶ段階になると本当に迷ってしまいます。
さらに、今までガスコンロに慣れていた方にとってはIHの理解が難しく、ますますフライパン選びに迷ってしまうこともあるでしょう。
そのようなときにはまず、ご自身のニーズをよく考えた上で、使い勝手が良さそうな種類を選んでみてください。
今回はおすすめできる5種類のIH対応フライパンもご紹介していますので、製品選びで迷ったときの参考にしてみてくださいね。